関節の痛み外来｜診療内容｜かんだ整形外科リウマチ科

人間の身体には、指や手、肘、肩また脊椎や股、膝、足などたくさんの関節が存在します。

特に膝(ヒザ)に痛みを抱える人は、本当に多く、年齢とともに増加します。

一般の人を対象にした疫学調査では、60歳以上で女性の約40％、男性の約20％がレントゲン上、変形性膝関節症と診断されます。
さらに、この割合は80歳代では女性で60％以上、男性でも50％近くに達します。

ヒザに水がたまったり、ヒザの曲げ伸ばしが辛かったりしませんか？

当院では、できるだけ膝の痛みを和らげるための治療をいたします。どうしても手術が必要になった時には、信頼できる病院・医師をご紹介いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

関節症の治療は大きく分けて、手術をするか、手術をしないで他の方法で治療するかです。
手術をしない場合は、お薬を使った治療、リハビリテーション（運動療法・物理療法）、装具療法があります。

　薬物療法

自然の関節液の成分に近い「ヒアルロン酸」を潤滑剤として関節に注射します。ヒザや肩に注射することが多いです。
関節の潤滑剤を増やすことで痛みを和らげるだけでなく、痛みを予防する効果もあります。

ヒアルロン酸の注射は濃度が高いので、普通の注射よりも痛みを感じる方が多いです。しかし、ヒザ痛みの改善には、月に１回など定期的な注射が必要になります。当院では、少しでも苦痛を感じにくいように工夫をして注射をいたします。

関節症を治療するためのお薬は、残念ながらありません。一時的な痛みや炎症を抑えるためのお薬を処方いたします。

運動療法（リハビリテーション）		物理療法

	痛みがあると、そこをかばって動かさないようにしてしまいます。でもそうすると、関節がこわばって、さらに痛みが増し、悪化してしまいます。当院では、関節の動かし方のスペシャリストである理学療法士の指導のもと、一人ひとりの痛みや可動域、年齢に合わせた方法をご提案・指導いたします。		血行を良くすることで、痛みを和らげ、動きを改善します。院内にある器械を使って、運動療法が行いやすいように、患部を温めたり、電気の刺激を与えたりします。