骨粗しょう症で寝たきりになる?
「歳をとったら、背は縮むもんだ」「どうも腰が痛くていかん」「だんだん腰が曲がってきたわ。歳だねぇ…」と思っていませんか?
これは「歳だから」ではなく、「骨粗しょう症だから」です。
骨粗しょう症になると、ちょっと尻餅をついたり、転んだ拍子に手をついただけなど、ちょっとした衝撃でも、簡単に骨折してしまいます。 ひどくなると、ベッドから起き上がるときなど、些細なタイミングで背骨の圧迫骨折が起きてしまい、慢性的な腰痛が起きたり、身長がちぢんたり、背中が丸まってきたりします。
骨粗しょう症は、それが命に関わる重大な病気ではありません。しかし骨折したことで、立つことや歩くことができなくなり、要介護や寝たきりになる可能性が高まります。
骨密度検査と血液検査で、骨粗しょう症が正確にわかります。
蒲郡市初の「日本骨粗鬆症学会認定医」による、診断・治療
骨密度は、専用の骨密度測定装置で正確に測ることが大切です。健診などで、かかとや手で測るものがありますが、「なんとなくの傾向」はわかるものの、正確な診断はできません。 当院では大腿骨(太ももの付け根)と腰椎で測る、正確な骨密度測定装置を導入しています。
また意外と知られていませんが、血液検査や尿検査でも、骨粗しょう症を調べることができます。(骨代謝マーカー)
一口に「骨粗しょう症」といっても、実はさまざまなタイプがあります。 そのタイプによって、使うお薬も変わってきます。
院長は、蒲郡市初の「日本骨粗鬆症学会認定医」です。
正式な骨密度測定装置と、血液検査を組み合わせることで、どのタイプの骨粗しょう症かを正しく診断いたします。
骨密度測定だけも行っております。お気軽にお申し付け下さい。
骨密度測定 | 約1,350円(保険3割負担の方) |
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※ 診察・お薬代などが別途発生することがあります。
骨粗しょう症に、よく効くお薬が登場しています
骨粗しょう症の治療というと、昔はカルシウム剤やビタミンD剤しかなく、あまり効き目がありませんでした。しかし、最近、骨粗しょう症の研究開発が進んで、10年ほど前から、たくさんの薬が使えるようになりました。
骨粗しょう症には、「骨の分解が早いタイプ」か、「骨を作るのが遅いタイプ」か、2つの病気のタイプがあります。 骨の分解が早いタイプは、骨を壊さないようにするお薬を使います。 骨を作るのが遅いタイプは、骨を作る働きを活発にするお薬を使います。
また、定期的に検査をして、ときどき薬を変えていくことも大切です。 よく効くお薬でも、同じ薬を長い間飲み続けていると、骨の代謝が悪くなってしまうことがあるからです。
きちんと自分の骨粗しょう症にあったタイプを診断し、きちんと経過観察をしながら、一人ひとりに合わせたお薬を使うことで、しっかりと骨質と骨密度を高めていきます。